学生時代からインターネットでの楽曲配信やDJ活動などを精力的に続け、様々なアーティストとのコラボなどでも注目を集める2010年代(テン年代)を代表するトラックメイカー「tofubeats」。独自の感性とアプローチで存在感を増しているいま、自身の考える「時計」や「インディペンデント」についてお話を聞きました。

INTERVIEW

自由であり独立している上で、責任を果たすことが個性になっていく。

国内の仕事も海外の仕事も変に区別せず、 「面白そう!」という気持ちでやっていきたい。

腕時計にまつわる思い出について

高校生の頃は、ありきたりなデジタル時計をつけていたんですけど、大学生になったり二十歳を超えたりして、多少ビシッとフォーマルにしないといけないことが多くなって、そこで初めて「アナログ時計も持ってないといけないな」と意識するようになり、買いに行ったという思い出がありますね。

ファッションとしての腕時計について

やっぱり時間を見るものなので、時計自体がシンプルでカッコよくないといけないなと思います。あとは、どんな格好でもどんなシーンでも使えるものがいいなと思いますね。

楽曲づくりにおけるデジタルとアナログについて

パソコンで仕事をしていたりするので、どうしてもデジタルな人だと思われがちですが、実際に数を打ち込んだりするのは人間で、聞いて判断するのも自分。そういう意味でアナログなフィーリングはすごくいっぱいあって。音楽をやっている人は大なり小なりデジタルだけに頼らずに、少しアナログのフィーリングを入れることによって、人と違う音や自分なりの手ざわりができることを知っていると思うんです。デジタルの恩恵をあずかりつつ、自分が持っているアナログな感覚だったり、アナログな機材であったり、そういったところをちゃんと使い分けていると思いますね。

ライブで取り入れるデジタルとアナログについて

僕の場合は、DJなんですけど自分でボーカルをとったり、デジタルサクソフォンを吹いたりとか。ボーカルにはエフェクトをかけてデジタルとアナログのハイブリットのようなことをよくしたりします。そうやって自分の声や身振り手振りをデジタル信号に入力して、お客さんに喜んでいただけるようにするというのは、けっこう意識していますね。

世界のスタンダードを意識していないので、 日本独特の楽しみ方ができる。

先駆けであること・インディペンデントであることについて

インターネットに関して言えば、僕らの世代が音楽ではわりと早く使い出した世代ではあるんですけど、音楽で長くやっている人って、形は違えど何かを切り開いてきた方々ばかり。音楽活動そのものが個性になっていて、皆さん尊敬する人たちばかりです。この時計の「意思ある自由」というコピーもそうですが、自由であり独立している上で責任を果たすというか、自分が果たすべき責任と自分が思っていることをしっかりやることが、自分の個性になっていくと思うので、そういうところが大事なのかなと思いますね。あとは、インディペンデントでいるために個性を出すというよりは、インディペンデントでいることが、けっこう個性を出す手段になるんだと思っています。

海外に目を広げたときに改めて思う、日本の音楽カルチャーについて

良くも悪くも、日本は島国で英語を使う文化がないので、あまり世界のスタンダードを意識していないところがいいなと思いますね。日本は日本にしかないものであふれているし、それはそれで全部ウェルメイドというか、よくできていて世界にはないものだなと思います。あとは日本の音楽シーンには、日本の中だけで100万枚売れたりするものがあって、それはすごいことだと思うんですね。一方で世界のスタンダードとズレがあるのも確かなので、そのズレを楽しむというか、日本独特の楽しみ方ができるところも好きですね。

ズレを楽しむとは、たとえば?

たとえば、日本のオリコンチャート1位の曲がアメリカで100万枚売れるかというと、多分そんなに売れないと思うんですね。逆にアメリカのビルボードチャート1位が日本で売れないように。でも2つの情報が入って来るのが日本で、その両方が楽しめることってすごいお得だなと考えています。

これから挑戦したいことについて

国内とか海外とか変に区別せずに音楽活動をしていきたいと思っています。実際に海外の仕事もぼちぼちやっているんですけど、日本とは全然違います。どっちがいいとか、どっちが悪いとかじゃなくて、どっちもやり方が違っていて、どっちも面白いなと思うので、あんまり自分の中でバイアスをかけずに「面白そう!」という気持ちでやっていけたらと思っています。

tofubeats

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    SELECT MODEL

    KF5-144-51

    ¥29000 + 税

    COMMENT

    カジュアルなときはもちろん、フォーマルのときも遊び心がある感じに見えると思って選びました。服とか時計とかもそうですけど、毎日使いたくなるもの、毎日使えるものがいいので、派手にならずシンプルで少しいいものを、普段から意識して身につけたいと思っています。

tofubeats

1990年生まれ、神戸在住。トラックメイカー/DJ。 学生時代からインターネットで活動を行い様々なアーティストのプロデュースや楽曲提供、リミックスを行う。   2013年4月にスマッシュヒットした「水星 feat.オノマトペ大臣」を収録したアルバム「lost decade」を自主制作にて発売。同年秋には森高千里をゲストボーカルに向かえた「Don’t Stop The Music」でメジャー・デビュー。 2014年10月2日(トーフの日)に、メジャー1stフルアルバム「First Album」を発売。2015年4月1日にメジャー3rd EP「STAKEHOLDER」をリリース。9月16日には豪華8組のゲストを招いたメジャー2ndアルバム「POSITIVE」をリリース。そして2016年1月20日に「POSITIVE」のリミックス・アルバムとなる「POSITIVE REMIXES」のリリースが決定している。
オフィシャルサイト http://www.tofubeats.com/

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